ベンダーは、あなたと協力して製品を提供する個人または組織です。商品を販売する企業や、オンラインストアを運営する企業にとって、現在の配送を管理したり新しい配送を計画する際には、ベンダーと通信し、ベンダーに関するすべての情報を1か所に保管することが重要です。
Bitrix24では、在庫受領書に記入する際に、新しいサプライヤーとそれらに関するすべての情報を追加できます。
このドキュメントの操作方法の詳細につきましては、こちらの記事(在庫管理:在庫受領書)をご参照ください。
在庫管理のフィールドとベンダーフォームが更新され、次の機能が追加されました。
入庫伝票のベンダーフィールドが変更されました
以前は、受信ドキュメントにはベンダーの名前しか入力できませんでした。現在は、電話番号やメールアドレス等すべての連絡先情報を入力できるようになりました。
組織の2人の代表者、取締役と主任会計士の連絡先を入力する必要がある場合には、役職を含むこの情報を連絡先フィールドに入力してください。また、会社のフィールドにベンダーの詳細を入力する必要があります。
こうすることで、ベンダーのデータベースが整い、電話を掛けたりメールを送信しやすくなります。
このフィールドは、CRMの顧客フィールドと同様に機能します。詳細は、こちらの記事(リード/ディールフォームの顧客フィールド)をご参照ください。
さらに、ドキュメントからベンダーに直接連絡(通話の発信またはEメールの送信)することもできます。
通話を発信するには、コンタクトセンターでテレフォニーを設定してください。詳細はこちらの記事(テレフォニー機能の概要)をご参照ください。
ベンダーフォームでの作業
マネージャ―が現在の商品の供給を管理し、新商品を計画する方法について考えてみましょう。たとえば、ベンダーからのアイテムが遅れているとします。マネージャーはベンダーに連絡して遅延の原因を特定し、納期について話し合う必要があります。
CRMを開き、顧客からベンダーを選択してください。
ベンダーのぺージは、在庫管理のセクションからも開けます。
ウィンドウが展開したら、該当するベンダーを選択してください。
このフォームでは、アクティビティのスケジューリング、通知の設定、タスクの作成、ベンダーとの通信ができます。たとえば、新たな配送日時について話し合うというアクティビティを追加できます。
通話やEメールなど、ベンダーとのすべての通信履歴はタイムラインに表示されますので、情報を見逃す心配はありません。
依存関係のタブでは、ベンダーの連絡先リストとドキュメント履歴を確認できます。このようにして、マネージャ―は現在のすべての配送を制御できます。
従業員のアクセス許可を設定して、ベンダーと連携できます
従業員がベンダーと受信ドキュメントを操作できるようにするには、設定>アクセス許可>CRMでアクセス許可を設定してください。
製品カタログと在庫管理のアクセス許可
Bitrix24 秋の更新では、製品カタログと在庫管理セクションへのアクセス許可を設定する機能が追加されました。ここでは、従業員が実行できるアクションを定義できます。たとえば、カタログにアイテムを作成して割引を適用する、領収書と支払い処理ドキュメントを編集する、価格とカタログ設定を管理する等のアクションです。
アクセス許可を設定しておくと、従業員が誤ってアイテムを削除したり、価格を変更したり、在庫書類を編集したりするのを防ぐことができます。
製品カタログと倉庫へのアクセス許可は、CRMのセクションで設定できます。設定>アクセス許可>製品と倉庫の順に選択してください。